食べたよ
今回購入したのは「あしょろチーズ工房」さんの
「大」(だい)
4ヶ月以上熟成させたハードタイプのチーズで、
” JAPAN CHEESE AWARDS 2018 ” ブロンズ賞の受賞歴もある実力派!
他にもシリーズ商品があり、
・結(セミハードタイプ)
・熟モッツァレラ「ころ」
・フロマージュ・ブラン(業務用)
など様々な種類がラインナップ。
こだわりは、
足寄町ならではの生乳を原料に使用している点。
放牧酪農(ほうぼくらくのう)という方式で、
のびのび大事に飼育された牛から搾った牛乳を低温殺菌したもの。
牛本来の活き活きしたお乳の味が際立ちます。
放牧酪農とは・・
その名の通り
「牛などの草食家畜を、草地に放牧しながら育てる方法」
なんてことないように思われますが、
この放牧酪農によって、牛 ↔ 土 ↔ 草 の自然な循環が生まれます。
牛
草を食べれば、牛乳を出し、お肉にもなってくれます。
土
ふん尿が土壌にとって良い肥料に。
草
豊かな土壌から養分たっぷりの牧草が生えます。
牛が存在することで、
その土地に食料を生み出す生態系が生まれ牧草地も持続。
自然で理にかなった方法に見えるのですが、
生産効率の都合上、
北海道でも採用されているのは1割以下とのこと。
かつては、ほとんどの農家が放牧を採用していたそうですが
「一頭当たりの乳量を最大にする」
ことが目的の人間社会の都合で廃れていったそうです。
それではいただきます! (._.)
濃厚で、うんマっっ!!!
ガッシリとして
口の中ではポロポロの食感!
組織の密度が高く、かけらになってもなお、
旨味が目いっぱい凝縮されています!
かといって必要以上に脳を揺さぶるような
アグレッシブな旨味ではなく、
健康な牛乳の栄養成分を感じられるような
自然なタンパク感のある清々しい旨味!
熟成期間が長めのハードタイプ。
出だしの生乳の良さが時間と共に
発酵パワーで大きな差となって表れたような感覚です
今回ご紹介したのは、
JA直営の「あしょろチーズ工房」さん。
他にも足寄町を代表する
「ありがとう牧場」さんをはじめ、
町全体が放牧酪農を大切に考えて行っている地域。
なんと「ありがとう牧場」さんの生乳を使用した
「しあわせチーズ工房」さんのチーズは
ジャパンチーズアワード2020グランプリを受賞!
すごい!!足寄町のチーズ、レベル高すぎ!
これらの意味するところは、、
足寄町の目指す酪農スタイルが、
チーズや乳製品をさらにおいしくするのは当然のこと、
私たちが喜ぶだけでなく、牛、社会全体、地球、
丸ごとひっくるめて価値がある取り組みだという裏付けであり、
それを時代が理解してきた証拠だと思います。
新しい流れを作るのは
果てしない大空と、広い大地のその中から!
JAあしょろチーズ工房さんHP : https://www.jaasyoro.jp/products/dairy.php
しあわせチーズ工房さんHP:https://www.shiawasecheese.com/