【札幌】「定山渓温泉」で温泉卵づくり!できあがるまでの間、歴史紹介や温泉街散策の様子もお届け!

温泉旅行の楽しみといえば!?

食事、温泉、出会い、自然、街並み、リラクゼーション、色々ありますよね!

 

定山渓温泉には、プラスアルファ、ちょっとした楽しみがあります。

 

それは、、、

自分で温泉卵を作って食べる!というもの!

 

 

ちょうどいい熱さの温泉を利用するので、

つけておくだけで、だれでも簡単に白身トロトロの完璧な温泉たまごが作れます!

 

 

温泉に来て、自分で作った温泉卵を食べるのは、格別の味わいがあります!

思い出作りにもなりますし、手軽な体験アミューズメントとして最適です!

 

もちろん宿泊でなくとも、

遊びに来たついでに温泉たまごを作って食べるのもアリですね!

 

うまいっっっ!!!

定山渓で温泉卵を作ろう!

さっそく温泉卵を作りましょう!もちろん手ぶらでOKです!

 

まずは、こちらの定山渓物産館で、新鮮な生たまごを手に入れます!

 

3個入りで120円(ネットつき!)

場所や作り方が分からなければ、お母さんが色々教えてくれるので安心です!

海外の方向けのハウツー映像も。

 

さらに、その日の気候やコンディションで出来上がりの目安を教えてくれます。

天気予報ならぬ「おんたま予報」!今回は25分でした!

 

新鮮なたまごをゲットしたら、

物産館から歩いて2,3分ほどの「定山源泉公園」(じょうざんげんせんこうえん)に向かいます!

 

こちらの公園は平成17年度「緑のデザイン賞」国土交通大臣賞受賞しました。

定山渓を開いたとされる「美泉定山」氏の像。

 

定山渓温泉の源泉を気軽に楽しめる「足湯」や、

温泉卵づくりに利用する高温の源泉「おんたまの湯」などがあります。

 

 

また、公園にはさまざまな広葉樹が植えられているので、春は桜、秋は紅葉、

四季折々の風景が楽しめる憩いのスポットにもなっています。

 

 

では、ひっかけ棒につるして、おんたまの湯に投入です!

日中はカラスに持っていかれることがあるらしく、

なるべく離れず、置きっぱなしにしない方がいいとのことです!

 

さぁ、出来上がりまで25分。

あとは放置するだけの簡単調理!!

 

出来上がりを待つ間、定山渓の昔話などいかがでしょうか!?

 

定山渓温泉の歴史

時は1800年代。

江戸末期から明治にかけて、北海道、当時の蝦夷地を探検する一人の男がいました。

その名は「松浦武四郎」(まつうらたけしろう)!!

6回にわたり蝦夷地を探査し「北海道」の名付け親といわれています。

彼はアイヌの人から北海道のことを色々教えてもらっていました。

 

彼の紀行文によると、定山渓の一帯はセセッカ(アイヌ語で温泉)と呼ばれ、

お湯が湧き出ることが昔から知られていたそうです。

 

その源泉を実際に見つけたのが、そう、先ほどのこの人!

岡山県出身の僧侶「美泉定山(みいずみじょうざん)」氏。

 

定山 は「病に苦しむ人々を治癒する場所としてこの温泉を役立てたい!」

と、当時の判官「岩村通俊(いわむらみちとし)」に訴えたところ、

 

と承諾、温泉が整備されていき「定山渓 = 温泉どころ」として根付いていきました。

 

その後は札幌から鉄道が通るなど、

徐々に湯治場から行楽地として発展していき「札幌の奥座敷」と呼ばれるようになりました。

 

そして現在、令和元年2019年は、蝦夷から北海道に切り替わり150年ほどになります。

定山渓も開湯から150年ほど経ちました。

 

150年を区切りの年として、改めて北海道を振り返ってみようという気運が高まっています。

 

定山渓でも、

鉄道廃止や、老朽化、温泉街の魅力的な景観が徐々に失われつつあるなど、

宿泊者が減少傾向にあるので、現代的な取り組みを見直すとともに、

観光地としての高いポテンシャルを十分に活用するため、

定山渓観光魅力アップ構想などを策定しさらに充実させていこうという動きが強まっています。

香港外資のホテルもできたみたいです。

どんどん魅力ある観光地になっていくのが楽しみです!

 

余談ですが、北海道150年に際し、最初に登場した松浦武四郎の物語が

嵐の松本潤さん主演でNHKからドラマ化されているそうです。 ⇒ 永遠のニシパ

探検家にとどまらず、アイヌの人々を友とし、

北海道史に貢献した松浦武四郎という人物も現在、何かと脚光を浴びているようです。

温泉街散策

 

さて、温泉卵が出来上がるまで、まだもうちょっと時間があるようなので、

フラっと散策にでも出かけましょう!!

 

定山源泉公園を出て「月見橋」を渡ります。

温泉が流れる渓谷に、旅館が立ち並んでいます。

奥に見えるのが「章月グランドホテル」。景観も良く初訪問の方にも人気の宿ですよ。

https://www.shogetsugrand.com/

 

こちらは創業90年の老舗「鹿の湯」。ザ・古き良き温泉旅館。

 

橋の途中には、おなじみのカッパ君が。

 

ん、、後ろにも

 

定山渓にはカッパ伝説があり、カッパがマスコット的な役割をしています。

 

色々な場所でカッパに出会えるので、探してみるのも楽しそう!

参考 ⇒ https://jozankei.jp/kappa/

 

通りを歩いていくと

札幌最古の温泉宿「定山渓ホテル」。定山渓開湯当初から100年以上の歴史があります。

 

目の前にはちょっとオシャレな名前のバス停が。

こちら「定山渓湯の町」へは、札幌駅直通のかっぱライナーが便利です。

 

さらに進むと

ぬくもりの宿 ふる川。リピーターやファンが多い、人気の温泉宿。

大人の充実感が味わえる、くつろげる空間づくりで、個人的にもとても好きです。

https://www.yado-furu.com/

 

隣接するのはアップルパイが人気の  J・glacee ジェイグラッセ

近隣果樹園のリンゴなど、定山渓産の果物を中心に作られるスイーツが素敵です。

温泉卵を食べる前ですが、アップルパイも食べたい!

 

そうこうしているうちに、たどり着いたのは「岩戸観音堂」。

温泉卵ができるまで、こちらに寄ってみましょう!

 

岩戸観音堂は、小樽と定山渓を結ぶ、有料道路の開通に命を捧げた多くの霊を

まつるとともに、交通安全や温泉の発展を祈願して建てられたお堂です。

 

祭壇の右側には、洞窟の入り口があります。

  

 

全長は120mで洞窟内(入場有料)には33体の観音様が並んで安置されています。

 

 

小さくてかわいい観音様など、バリエーション豊かですが、

一体一体が、学業祈願や恋愛成就、交通安全などの役割をもっています。

 

2014年の3月ごろから、老朽化によって2年ほど閉鎖されていましたが、

公開を望む声も多く、2016年から再び洞窟内の観音様を拝むことができるようになりました。

 

ご利益を求めて来る方が大勢いらっしゃるようです。

 

温泉卵を待ちながら、ご利益もいただきましょう!

 

さて、観音堂を抜けると、森の散策路が続き、どこかの中庭に到着します。

その中に、ひっそりたたずむ一軒の建物。

 

ここは『 心の里 定山(こころのさと じょうざん)という施設の敷地内。

 

先ほどの建物『森別邸』には、10:00~18:00の間でお邪魔することができます。

 

入館料1500円がかかってしまうのですが、中に入ると

マイナスイオンいっぱいの中、プライペート感あふれる足湯が8か所用意も。

 

 

ヒーリングミュージックが流れるラウンジも隣接し、

手作りのクッキーやパウンドケーキ、ハーブティーなど

自由にとって食べながら、くつろぐことができます。

 

さらに奥へすすむと、東洋の古美術品が並ぶ  美術館『中島文庫』につながっています。

北海道大学名誉教授の 中島巌 さんの財団が保有する、

歴史的資料としても非常に貴重な文物が展示されているそうです。

 

いやぁ~、しみじみと大人の時間を楽しめますね。

 

 

っと、そうこうしているうちに、くつろぎすぎて大分時間が過ぎてしまいました💦💦

急いで卵を取りに向かいます!!!!

温泉卵の出来上がり、物産館に戻って食べよう!

冬時期で、辺りもだいぶ暗くなってしまいました。

4時55分に回収すべきところが5時20分。痛恨の25分オーバー!!

お湯の中に50分も放置ww!

 

なにやってんの俺!!バカバカ!!

このときは完全にやらかしたと思いました。えぇ実際にアレを見るまでは。

 

果たして、温泉卵は生きているのでしょうか???

 

・・・

 

ん!

大丈夫そう?!まだプルプル感はあると思われます!

 

急いで物産館に持って帰ります!!

 

おかあさんが割ってくれます!! 塩もくれます!

▲タネもしかけもございません!!

 

どれどれ (._.)

 

 

ビューティフル オンセンタマゴ!

温泉卵の理想形、温泉卵のイデア とは、これのことではないでしょうか。

 

物産館で用意してくれる塩をかけて食べるのもいいのですが、

今回は、先ほど近隣の八剣山ワイナリーで購入してきた、

こちら「激辛南蛮たれで頂きます。

でた~~!

https://food.chudooon.com/jo-zankei_place_hakkenzan_winery/

 

放置しすぎた影響で、黄身はやや硬めに仕上がってしまっていますが、それ以外は完璧!

 

そして冒頭のこの表情にプレイバック Part2 。

 

トロトロでまろやかな温泉卵に旨味ぎっしりの激辛南蛮タレ。

タレのパンチ力に黄身の濃厚さがまとわりついて、思わず、

「うまいんだな、これがっ!!」(by 和久井映見と声をもらします!

 

だれでも簡単に(少々時間オーバーしても)パーフェクトな温泉卵を作れます!

やはり名前の通り温泉卵は温泉で作るのが最強でした!

 

ちなみに「温泉卵」と「半熟卵」の違いは

  • 半熟卵 ⇒ 外カチカチ、中トロトロ 
  • 温泉卵 ⇒ 外トロトロ、中カチカチ

半熟 温泉

 

理想的な温泉卵の作り方は、いくつかあるのですが

  • 65 – 68℃程度の湯に30分程度
  • 70℃ の湯に20-30分程度

基本的に一定温度で放置系なので、この点でもやはり温泉が最適というわけです。

若干、手間がかかる分、いままで家庭で作るのも半熟卵が多かったのではないでしょうか。

 

みなさんも、ぜひ、

定山渓温泉に来た際は、本物の温泉卵を作って召し上がってみてはいかがでしょうか!?

 

良い思い出作りにもなりますし、

温泉の熱を利用した「大地の調理」で作る温泉卵は自然感満載で、きっと美味しいですよ!

 

くれぐれも、カラスと放置しすぎには気を付けてくださいね!!

 

定山渓物産館

電話 011-598-2178 / 営業時間 8:00~21:00