北海道お土産179 – #3 赤平市(あかびらし)空知地方

お土産・お取り寄せグルメ実食レポ

赤平市について

赤平市は、北海道のほぼ中央に位置し、かつては炭鉱で栄えた町。

一級河川「空知川(そらちがわ)」と「イルムケップ山」という豊かな自然に囲まれています。

 

炭鉱を活かした観光業に力を入れつつ 「ものづくりのまち」として躍進

手作り革製品やスーツケース、トイレットペーパーなどの製造業をはじめ、
「ゆめぴりか」「ななつぼし」など北海道米の栽培も盛ん。

2019年には炭鉱の歴史が日本遺産に登録されました。

観光スポット

遊ぶ

エルム高原リゾート
  家族旅行村
  オートキャンプ場

おいしさ巡り

情報発信基地AKABIRAベース (道の駅の代わりに!

いいモノ

鞄いたがき本店  (カフェ併設)
赤平オーキッド (蘭の花)

景勝地・文化

炭鉱遺産ガイダンス施設
ズリ山777階段
彫刻公園サキヤマ~流政之彫刻作品群  (エルム高原 家族旅行村内)

 

温泉

エルム高原温泉「ゆったり」

宿泊

ケビン村「虹の山荘」  (エルム高原内 コテージ)
かなちゃんち (民泊:airbnb)
ライダーハウスアカビラ  (5~10月中 バイク宿

イベント

らんフェスタ:毎年4月中旬 (2021年は中止)
北海道最大級の“蘭”の展示会。即売会や園芸市をはじめ、ミニコンサートに体験コーナー、物産フェアやご当地グルメ販売など
家族連れが楽しめるイベントも開催(内容は年度で異なります)。

火まつり:毎年7月中旬 (2021年は中止)
赤平再興の願いが込められた”火”がテーマのお祭り。赤フンのランナーが松明をもって旧赤間炭鉱のズリ山に火文字を描く。
たいまつリレー・火よっとこおどり・火神輿・火太鼓など火にまつわる様々な催しが開催されるほか、
バンド演奏やパフォーマンスショー、フィナーレには5000発の「市民花火大会」も打ち上げられ多くの見物客で賑わいます。

赤平産業フェスティバル:毎年10月中旬
赤平の農業、商業、企業が集結。地元の食料品や生産品、製造品などのPRと直接販売を行なうイベント。
体験ブースや飲食ブースもあり、超お得なタイムセールや抽選会、ゲームやお笑いステージなど盛り沢山。

お土産や名産品

フード

塊炭飴(かいたんあめ  石川商店

石炭のごとく黒い輝きを放つ飴。北海道産ビートと香り高いニッキの組み合わせが癖に!

味噌ホルモン      滝本商店

特製のみそダレに漬け込んだ豚ホルモン。赤平のローカルグルメ「がんがん鍋」にも欠かせません。

秋楓美楽(あかびら   日高屋製菓

スライスアーモンドがのったサクサク生地にホワイトチョコがサンドされているお菓子

お米

イルムケップの清らかなで豊富な水が生む美味しい米。首都圏では高級米としても販売!

ローカルグルメ

がんがん鍋     市内の飲食店各所

味噌ベースのスープで煮込まれたホルモン鍋。
石炭ストーブの上で炭鉱夫が豚ホルモンや豆腐・野菜などをガンガン入れ、ガンガン行こうぜ!と励まし合った鍋!

ホットレッグ    滝本商店など

秘伝のスパイスで味付けされた骨付き鶏モモ肉。地元のお祭りでは2000本以上売れるとか!?

クラフト

いたがきの革製品   鞄のいたがき

エルメスも「日本じゃ手縫いはここしかない!」と認めた技!

スーツケース     エースラゲージ

新・日本製ブランド「プロテカ」日本のものづくりの英知
https://www.ace.jp ⇐エース株式会社

胡蝶蘭        赤平オーキッド

良質で花持ちも良い!国内屈指のバイオ生産技術、東北以北で最大級の規模と出荷量。胡蝶蘭の赤平!

 

購入のすゝめ

なるべく移動を伴わず、家に居ながら楽しむがコンセプト

今回の購入品は!

 

塊炭飴(かいたんあめ)!

黒いボディのいかした奴!

価格 購入場所
塊炭飴 (200g 350円位 どさんこプラザ

  

一度食べたら忘れられない!また食べたくなる中毒性!

石炭のごとく黒い輝きを放つ飴。
ゴツい見た目と独特なシナモンフレーバーが創造するレトロな高級感!

 

塊炭飴の原材料は、厳選した北海道産ビート水飴ニッキ油竹炭の4つのみ!

塊炭(かいたん)は”黒ダイヤ”とも称され
ひときわ輝きを放つ、熱源としても良質なハイクラスの石炭。

水あめを砕き、竹炭で色付け、見事に形状を再現!

例えるなら「シナモンフレーバーのべっこう飴」
「糖×香辛料」の組み合わせは今でも斬新、なめた途端に感じる香辛料の辛さが印象的!

もしかすると、口に入れた瞬間、理解するのに時間がかかるかも。

 

けれど1分間舐めたらもうニヤリ( ̄▽ ̄)
ビート糖の甘さとニッキの香り、あの組み合わせを思い出すたびに食べたくなる癖になる味!

知り合いのばあちゃん(77歳 芦別出身)によると
塊炭飴は特別な時にしか食べられず、とても美味しかった思い出があるとのこと。

 

まさに赤平のウェルタースオリジナル!

創業約80年の老舗 石川商店 によって
戦前から現在まで変わらぬ技法で作り続けられている、北海道民にとって特別な存在です。

【ゆうパケット限定/送料込】北海道限定 塊炭飴(かいたんあめ)2個セット

北海道の炭鉱と日本遺産「炭鉄港」

日本遺産「炭鉄港」とは

空知の「石」、室蘭の「製」、小樽の「湾」

 

開拓から製鉄までわずか30年という短期間で独自の発展を遂げた「北の産業革命」

その価値は、日本遺産を構成する文化財や景観に加え、
歴史をひも解くことで見えてくる北海道の新たな魅力にあります。

 

第一章 炭(たん)

国家プロジェクト「炭鉄港」物語のキッカケとなったのは明治初期

幌内(三笠市)に炭鉱を開山、その後わずか3年で小樽~幌内間の輸送鉄道が完成します。

第二章 鉄(てつ)港(こう)

石炭需要が急増し、室蘭は北海道三番目の特別輸出港に。

空知地方の石炭を使って鉄鋼業にも進出。

こうして鉄のまち室蘭へと変貌します。

第三章 それぞれの発展

小樽
日本初の本格的な港湾となり、北防波堤も整備され北海道を代表する港町へ。

空知
新鉱開発が活発に。技術革新と機械化が進み生産量も大幅UP。

室蘭
日本製鉄と合併し一気に大増産

第四章 それぞれの終焉

第二次世界大戦後からは徐々に終焉へ

小樽
苫小牧港との競争に破れ、商業・金融機能も次々と札幌へと移転

空知
石炭⇒石油の産業転換政策で5万人の労働者が空知を去っていく

室蘭
物流拠点は苫小牧へシフト、さらに道外の製鉄所の出現により競争力が低下

炭鉄港は終焉を迎える。

現在~未来

小樽では歴史遺産を生かし北海道でも人気の観光地に。

 

空知や室蘭も歴史や産業遺産を生かしたまちづくりが進められています。

 

また、当時から続く食文化にも出会えます。

 

ぜひ次回の北海道観光は、小樽の次の目的地などで、
赤平をはじめ空知地方や室蘭へ足を運び時代の流れを深堀する旅などいかがでしょうか!

酒、焼き鳥、etc…食べ物もめっちゃ美味しいです!

ちゅど~ん流 食べ方のすゝめ

塊炭飴はおいしく舐めるの一択でございます!

しかし、それではこのブログの役割が果たせません!

 

 

 

コブクロ、ガツ、タケノコ、チョクチョウ、ダイチョウ・・・

 

何かのおまじない?いえ!

ローカルグルメ「がんがん鍋」を作ってみましょう!

 

こちらの輝くようなホルモンですが
札幌で大人気「お肉のアトリエ トリッパ」さんで調達させていただきました!

希少なホルモンをはじめバラエティ豊かで、めっちゃうまい肉が手に入ります!

夏にはBBQファンが箱買いしていくのを見かけます!

 

赤平市が推す「がんがん鍋」の定義とは

豚のホルモンや豆腐・野菜などを入れて味噌ベースのスープで煮込んで食べていたホルモン鍋

 

ほうほう

いい感じではないでしょうか(想像です)!

 

鍋つゆは安定のミツカンさんで手抜きさせていただきます!m(_ _)m

 

さぁガンガン煮込みます~!

ホルモンの脂の旨味が溶けだし、濃厚な味噌と混じり合って極上スープに!

コリッコリの食感が食べ応え抜群!これは元気でるわぁ~!

赤平市内の飲食店各所でも提供されているそうですよ!

 

炭鉱夫が石炭ストーブの上でガンガン食って、ガンガン行こうぜ!と励まし合った鍋!

炭鉄港(たんてつこう)に思いを馳せながら、、、

お先に失礼します。。

ぜひ本場でも味わいたいです!

本日のレシピなど

塊炭飴

舐めます!

がんがん鍋

1.鍋に白菜を敷きました。
2.ホルモンを用意します。(おススメはトリッパんさんの)
3.豆腐、しいたけ、えのき、舞茸、ネギ、水菜、ニンジン
をチョイス!お好みの具材をどうぞ!
4.味噌つゆを入れて煮込めば完成(濃厚系がおススメ)!

〆におじや、ラーメンなんかもいいですね!

編集後記

お土産の他、個人的に興味深かった点など好き勝手に記します。

ミスターこと鈴井貴之さん

言わずと知れた「水曜どうでしょう」の「ミスター」こと鈴井さん。
1962年赤平市生まれで、現在も故郷の赤平市を拠点に幅広く活躍中。

大泉洋さん所属の芸能事務所 CREATIVE OFFICE CUE の会長にして
ご自身も北海道を中心に活動するタレント、映画監督、放送作家。

不便な便利屋

2015年、赤平を舞台にテレビ東京系「ドラマ24【不便な便利屋】」を脚本・監督

岡田将生さん、鈴木浩介さん、遠藤憲一さんら出演、
北海道の名も無き田舎町で“便利屋”を営む3人の男たちのコメディードラマ。

created by Rinker
¥17,105 (2024/04/17 16:04:42時点 楽天市場調べ-詳細)

赤平市民と一緒に雪だるまを1時間で何個作れるかのギネス記録に挑戦したり
炭鉱のズリ山で流しそうめんをしたりと、赤平が総動員&フル出演!

ドラマ内随所に地元の企業や商店、飲食店などが登場し、
ストーリーのかたわら町の魅力が満載!

テレビ東京 HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/benriya/index.html

どうでしょう最新作「北海道で家、建てます」

ミスターと、どうでしょうメンバーが
赤平の森に3年がかりで家を建てるという企画 (笑)ww。2020年3月に終了。

企画で建てられた「レイクサイドリゾート水曜どうでしょうハウス」は
2020年ゴールデンウイークに一般公開予定だったところ社会情勢を考慮し延期。

ロケ地となった赤平市の情報発信基地「AKABIRAベース」には
「北海道で家、建てます」グッズの他「不便な便利屋」の紹介コーナーなどもあるとのこと!

ちなみに、成吉思汗でおなじみ「ベル食品」からミスタープロデュースのカレーも出ていました!

ロケ地としての炭鉄港

ぼくらの7日間戦争

created by Rinker
¥3,762 (2024/04/18 10:28:55時点 楽天市場調べ-詳細)

1985年4月に発行、30年以上愛される宗田理の小説。
管理教育に抑圧された中学生が教師や大人に「戦争」を挑む青春エンターテインメント

1988年に映画化され、宮沢りえ さんも同作品で女優デビュー

あれから30年、
2020年の北海道を舞台に「ぼくらの7日間戦争」が新たにアニメ映画化。
令和の「ぼくら」シリーズは赤平の炭鉱がモデル!

おなじみ立坑櫓(たてこうやぐら)も劇中に登場

誕生日を目前に大人の都合で引っ越しを余儀なくされてしまう。
そんな主人公たちの7日間の逃避行の拠点

宮沢りえさんも30年ぶりに2020年の本人役で声の特別出演
赤平にしか醸し出せない独特の世界観が作品の魅力を引き立てます。

NASAより宇宙に近い町工場

植松電機さんは赤平で宇宙航空関連の技術・研究開発を行う会社。

北海道大学との共同研究による「CAMUI型ハイブリッドロケット」の開発が有名。
国内に1つしかない無重力を作り出す実験装置もあります。

代表の植松努さんはエンジニアであると同時に、より良い社会を目指す社会活動家。

実際、500万回以上再生されているTED×Sapporoのスピーチでは
宇宙開発は僕にとって夢ではなく、手段に過ぎない」と言っています。

人の可能性を奪う言葉
「どうせ無理」

植松さん自身も、幼少期に浴びせられた「どうせ無理」に苦しんだ一人。
それによって興味を失い、やる前に諦め、思考停止に陥る人を一人でも減らしたい。

「どうせ無理」を「だったらこうしてみたら?」に置き換える。

子供達に夢を持つ勇気と自信を持ってもらうこと、
自らが思い描き挑戦し、人の可能性が奪われない、”より良く”を求める社会を目指す。

そんな社会づくりを宇宙開発を手段として体現されています。

松電機さんの教育活動の一つにコズミックカレッジというのがあります。

コズミックカレッジ毎月第三土曜日
宇宙をテーマに科学の楽しさや不思議さにふれて子どもたちが豊かな心を育むことを目的に行う科学教育プログラム。
JAXA宇宙教育センターが共同事業として各地域にて自主的に開催。植松電機さんが地域主催者。

失敗を恐れず、自ら挑戦することの大切さ。
小さなロケット作りなど様々な体験を通じ、子ども達に夢と勇気と自信を持ってもらう。

宇宙を通じて考えることを学んだ子供たちがきっと未来を引っ張っていくはず!

 

っと、もちろん若者や大人の方も!

2021年4月からはハイテクノロジー専門学校で「宇宙・ロボット学科」を設立するとのこと。
「ロケット製造、宇宙開発に関わる最先端技術」を開発から運営まで学べるそうですよ!

ぜひ北海道を宇宙の街コスモバレーに!

各種リンク

赤平観光協会: https://akabirakankoukyoukai.jp/

ふるさと納税: ふるさとちょいすふるなびさとふる楽天

お土産購入スポット:きたキッチン オーロラタウン店(丸井今井)、どさんこプラザ

日本遺産ポータルサイト「炭鉄港」: https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story068/

 

私の YouTube もよかったら遊びに来てください!(旅行や企画、飲みなど自己満多め)

⇓⇓

https://food.chudooon.com/ 

 

そのほか「宇宙×エンタメ」大人の宇宙人探し始めました。

ロケット射場ビジネス含め、ぜひ北海道を宇宙産業の拠点に!