【弟子屈町】摩周湖を3つの展望台から見てみる。摩周ブルーを楽しむ写真ガイド

第一展望台、第三展望台、裏摩周展望台

摩周湖には現在、摩周ブルーを堪能できる3つの展望台があります。

摩周第一展望台

第一展望台は、年間100万人以上の人々が立ち寄る一番メジャーな展望台。

広い駐車場やレストハウスもあり「摩周ソフト」などのグルメやお土産も。

 

デッキからは摩周ブルーが広がり、カムイシュ島と摩周岳を一望。

カムイシュ島とは摩周湖に浮かぶ小さい島。


高さ240mの火山の頂上が少しだけ顔を出している状態です(見えているのは30mだけ)。

向かって右手に見えるのは摩周岳(857m)

別名カムイヌプリと呼ばれ、アイヌの人々が神の山と呼んであがめた山。
平安時代の噴火で山頂が吹き飛び現在の姿に。

第一展望台は摩周岳への登山入口にもなっています。

アクセス:車ではない方
・摩周駅から弟子屈えこパスポートで周遊バス http://www.eco-passport.net/map/
・摩周駅から「阿寒バス」 https://www.akanbus.co.jp/route/pdf/time/mashu.pdf

摩周第三展望台

先ほどとは違った表情に出会えるのが第三展望台。

摩周湖第三展望台


標高701mと高所にあるため、カムイシュ島を見下ろしつつ、
摩周岳をより間近に見ることができます。

摩周湖第三展望台3

展望台がせり出すように設けらているので迫力の景色を堪能できます。

摩周湖を鑑賞した後は、ぜひ後ろを振り返ってみてください。

硫黄山、屈斜路湖、藻琴山(もことやま)など
弟子屈町の雄大な自然が大パノラマで広がっています。

アクセス:車ではない方
・第一展望台から徒歩 片道3.3km

第一、第三。
そういえば、第二展望台はどこにあるのでしょうか?

幻の第二展望台

摩周湖が有名になった際、
観光客の1カ所集中を避け、第2、第3の整備が計画されます。

ところが、第2展望台の周辺は、あまりにも険しく、計画は頓挫、
そのまま手つかずになってしまいました。

積雪期間にスノーシューを履いてのみ立ち寄ることができるため
幻の第二展望台と呼ばれています(冬期間は通行止め)。

さて、第三展望台のダイナミックな景色を後にし、
つづいて向かうのは

裏摩周展望台

3つのうち訪れる人が最も少ない展望台。

静かに湖を堪能できます。

標高は585mと最も低く、湖面に一番近いのが特徴。
木によって視界はそれほど広くはありませんが、霧の発生が少なく見通しは良好。

今度は左手に摩周岳。カムイシュ島はあの位置に。

じつはここ、弟子屈町ではありません。

裏摩周展望台の位置

清里町と中標津町の町境にあります。
かつては秘境として知られバイクツーリングの聖地でした。

秘境ムードは薄れたものの、
人気の神の子池へのハシゴとセットで、ぜひ一度は立ち寄りたい展望台です。

神の子池

標高280mの原生林に囲まれた場所。
「神の子池」は、周囲220m、水深5mの小さな池。

神の子池3

摩周湖はアイヌの言葉で「カムイトー」(=神の湖)
その伏流水が沸いているという言い伝えから「神の子」と呼ばれるように。※諸説あり

神の子池の伏流水


1日12,000tが湧き出し、水温は年間通して8℃と低温。
青く澄みわたり底までくっきりと見えるのが特徴です。

神の子池の青い様子

ところどころ、倒木が腐らず化石のように沈んでいます。
隙間を絶滅危惧種「オショロコマ」が泳ぎます。

秘境感漂う山奥で何ともいえない美しい光景。
摩周湖とは違った神秘のブルーがここにもありました。

神の子池1

アクセスは車両のみになります

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